| まだ御投稿が少なくて申し訳ございません。皆様からの御投稿をお待ちいたしております。写真での御投稿でもKOです。 |
| 県名 |
御投稿内容 |
御投稿者名 |
| 正月様 |
正月に祀る中心の神を年神・年徳神といいます。正月近くになると高いところから里へ降りてきて人々に幸せをもたらしてくれると考えられています。
正月さん どこまでござった
きりきり山の下までござった
お土産に何もって 小豆俵に米俵
と年の暮れになると子どもたちが外で歌ったそうです。
地方では年殿(としどん)、年爺さん、若年さん 等とも呼ばれ、穀物の霊・稲霊(いなだま)から発展した
農耕神の性質が見られる。
この正月様を迎えお祭りする祭壇を年棚・御霊棚と言います。 |
雉鳴庵 |
| 年棚 |
年神様を祀る特別の棚(祭壇)を年棚・トシトク棚と呼んでいます。六尺ほどの新しい板を縄で吊り下げ、
鏡餅、御神酒、お洗米、ごまめ、米、ミカン、柿、昆布、さらには稲穂をお供えしたりします。
地方によってはエホウ棚と呼ぶところもあります。 |
| 拝み松 |
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正月に家の中にも松をたてたりします。特に雪深い東北や中部の山間部に見られます。
オガン松、オガエ松、祝い松、俵松 等とも呼ばれ、米俵にさしたり家の主柱に飾り付けたり(この場合柱の下から七五三に縄をかける)します。この飾り付けをするのは年男の役とされています。
この松に年神様が降臨されると言われています。
左写真は上から七五三にかけたものです。(写真は拝み松との関係はありません) |
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| 年木 |
{新木(にゅうぎ)}
トシギは正月祭に用いられる様々な木の総称で、正月用燃料、松飾り、餅花、祝い棒、粥杖(粥だめし)等を言います。タブの木や椎の木に限られているところもあり、また本数や立て方も地域によって定まっています。
門前の松の根によせたり神々の前にたてたり、軒柱に結わえたり小屋や道具一つ一つに供えたりもします。また地域によっては松やゆずり葉・裏白で飾り付けたりするところもあります。年の初めに親元へ贈ったり正月の贈答にしたりもします。地域により、にゅう木・竈神様・とうしんどん・十二書き・祝い木・若木といいます。 |
| 幸木 |
タブの木や杉・松・椎を用い、万掛け(よろずかけ)・しゃあ木・簑ぐみ・おとこ木等とも呼ばれる。
サイワイギは正月の飾り物で、門松の根元にたてるトシギの系統と中庭の上など横に吊った長い棒でありこれには食べ物をかけるという二つの種類があります。
この木にかけるものはイワシや鰤・鯛・鰹節・するめ・昆布・鶏卵・大根等を掛け、中央にはモロモチ(山草)・ゆずり葉・橙を結びつけたりもする。福岡県の一部では鰤を贈答する風習がある(御魚=オイオ)が特に新婚の家から里親に送るものを嫁子鰤といい、これなどは特に人目に付くところにかけておかなければならない。 |
道具の
年取り |
家で飼っている家畜や使っている道具も年取りの祝いをする風習で、臼や鍋釜包丁・鉈、馬や牛にも餅を供えたりする。ホウチョウの餅・ナタの餅・苧桶(おぼけ)の餅・嫁御の餅(嫁御とは鼠を指す)・オイヌの餅(狼)などを供え物とする。
長野県北では正月15日を鼠の年取り、八丈島ではヨメゴ祝い、長崎五島の一部では鼠の年玉といって鼠(ネズミ)
に餅を食べさせる風習もある。 |
| お手かけ |
蓬莱(ほうらい)・あさやま・おてかけ・くいつぎ・ツムノハチ・ツモノボン・ホウレエ等とも言われる。
座敷や玄関に三宝などの上に餅や白米を載せのし・海老・昆布などで飾ったもの。東京都内の旧家では三宝に鏡餅を載せ、昆布・伊勢エビ・橙で飾った「くいつみ」なるものを玄関に出している。これは、愛知から静岡の山間部にかけて菓子盆といわれる台に米を盛り、その中央部に大根の輪切りに松竹梅を挿し飾り周りにくり・干し柿・蜜柑などを置いたものを年始の客に差し出し、客はその中の一つを食べる風習がある。これを「お喰い継ぎ」というが、「くいつみ」はそれの訛ったものといわれている。このような習わしは年の初めに同じものを共に頂き合ってこの年共々心おきなく交わろうという意味を持ったものとされている。 |
| 年玉 |
数多くの小餅を作り家族一人一人に配当する風習です。
地域により年の餅・ミノウエ餅・トシビ・身イワイ餅・ニダマ(新玉)・年ノミ等といわれる。初めはこうした餅であったと言われている。年玉とは本来このようなものであったが、正月に人に贈るものということで、近年「お年玉」=お金となったのである。
| 福岡県朝倉市 20代女性様よりご投稿を頂きました 08.1.14 |
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「お年玉」
年の暮れに用意します。白米一掴みほどを10センチほどの正方形の和紙中央に配し、巾着状に包みあげます。その際、幅1センチ長さ3センチ程にカットした乾燥昆布とするめを外側に、たこ糸などで一緒に縛ります。おそらく、熨斗のような意味合いを持たせるためにそうするのでしょう。そういえば、お年玉袋にも熨斗の絵柄がついたものがありますね。
2段に重ねた丸餅の上に、この包みを乗せて一セットとなります。これをお年玉と呼び、家庭の各人に一セットづつ割り当てられ用意されるほか、神棚などにも飾ります。このお年玉ですが、元旦の朝に「餅・昆布・するめ」部分は雑煮へ入れていただいてしまいます。その後、和紙にくるんだ白米は七草粥をつくる際に使用します。雉鳴庵さまが「全国正月雑学大会」でご紹介されている「年玉」の原型に近いものだと思われます。山間の田舎に住んでおりますので、いまだにこうした風習が残っているようです。
「○○の灯り」
大晦日の晩から元旦の朝にかけて、トイレに蝋燭の灯りをともす風習があります。「○○の灯り」と呼ばれ、なんと呼ばれていたかは定かではないのですが、輪切りにした厚さ10センチ程の大根の上に蝋燭をつまようじ等で固定して灯りをともします。一家の男性が灯りの番をするようです。子どもの頃に祖父母宅(福岡県朝倉市)でみました。火の番は当然、祖父が行っていたのですが、叔父へ代替わりしてからはその風習は亡くなってしまいました。なぜ、トイレなのか、なぜ大晦日の晩にのみ火を灯すのか詳細は分かりませんが、変わった風習なので投稿いたしました。 |
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| 若水 |
元旦にくむ水を若水といいます。汲みに行く事を若水迎えといい、ほとんどが年男の仕事とされています。
元旦の暗いうちに汲みに行きますが、途中人にあっても口を利かないというのが習わしである。
若水迎えは年の初めの水の神・井戸の神をまつる行事で、神に餅を供えて若水をくむ風習もあり、その鏡餅を
水鏡・水の鏡と呼びます。 |
| 富山県 |
平木様よりメールを頂きました。(02.12.18)
お雑煮の餅が丸か、角か、焼くか、生かは日本地図上の分布でいえば、それほど単純なものではないだろうと思っていました。予想どうり単純でなく、複雑に入り組んだものでありました。
とはいえ、一方では予想で通り、西は丸、東は角という大雑把な図式も描けましたが、おそらく戦前戦後では、その分布も若干揺れているのだろうという気もしています。
今回面白いなと思いましたのは、関が原の戦いが出てきたことです。あの戦が食の文化にも幾ばくか(もしくは大きく)の影響を与えていることに大変な感動を覚えました。
日本列島を分断するフオッサマグナがありますが、あれが西と東を分ける線ではないだろうかという素人考えがありまして、たとえば、うなぎを腹から裂くか、背から裂くか、蒸すか蒸さないかなども面白い論議と思っていました。この境は豊橋のようですが。
もう一つ、納豆があります。両親ともに富山県出身ですが、戦前のある時期から新潟県に住んでずーと納豆を食べて
いました。しかし、お隣の石川県は納豆は食べません。勿論、今は食べる人も多いでしょうが。では、太平洋側ではどうか、静岡辺りが境目ではないでしょうか。というのは、今までの出張の経験から、名古屋での納豆料理をあまり聞いたことがありませんから。
話を餅に戻します。私の友人に、横須賀市の衣笠に住んでいる江戸時代からの旧家の出の人がいます。この家では、毎年餅を15〜20臼つきますが、「ちょろぎ」という小さな、小学生でも持てるような杵で4人くらいの大人が交互について行きます。
一度か2度餅をかえしますが、つきあがるまでは水をいれません。従って、実に水気の少ない餅にしあがります。最後は大きな杵で3〜4回ついて終わりです。餅をつく時間が非常に短い。ただし、大人が沢山いないとつけないのが難点です。
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平木様より追加情報を頂きました。(02.12.20)
富山県(多分全域と思いますが)では、丸餅も作ります。
これは、「おけそく」と言って通常小型の丸餅をいいます。
「お」は接頭語もしくは謙譲語なのでしょうが、「け」は「食」もしくは「笥」と考えられ、「そく」は供える「供える具」、つまり、お餅を器に盛って供えることが転じて「おけそく」になったものと推測します。
しかし、「華足(けそく)」は足のついた台という正真正銘の日本語があり、「仏に供える餅」と辞書にあるので、出所はこちらの方が正解かも知れません。多分に方言化しているようなところもあるのでしょうが厳密には、古語の言いまわしがそっくりそのまま残っている「ことば」の一つかもしれません。
富山県でも、「おけそく」を雑煮に入れる地域は無いと思いますが、全く推測の域を出ません。
富山県は、明らかに上方文化の影響を強く受けている地方です。「おけそく」を作る習慣も、方言も言葉の抑揚その他も全て金沢を経て受け継がれたものだろうと思っています。
この上方文化は、「親知らず・子知らず」で完全に遮断され、富山県内にとどまってしまいます。新潟県は、江戸文化であり、上方の影響をどこにも受けておりません。しかし、山形(酒田)などは、北前船によって色濃く上方文化の影響を受けただろうと推測しております。、いずれ、文献でしらべますが。
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| 石川県 |
| ●カビないワサビ餅 林さんちのお餅は、普通にカビます。袋詰めの商品は、脱酸素剤使用で袋の中を無酸素にして長期保存が利きますが、冷蔵庫の中で飾るわけにいかないお鏡餅は、そうはいきません。しかも、お正月が終わると、大量のお鏡餅が捨てられる報道を見て、作るの止めようかと思ったほどです。そんな7年前、ワサビ産地で、お餅にワサビを入れてカビを防いでいる新聞記事を見ました。お!これなら行けるかもと、実験すると、1升に10グラム入れると、我慢出来る辛さで、なおかつ、カビにくい鏡もちが出来ました。 世の中、無菌状態をやり過ぎると、O−157や、院内感染に代表されるように、本来は弱い菌が、かえって増殖する機会を増やしています。昔みたいに、普通にカビて腐ると言うのも、大切なことだよなと思うのは、私だけでしょうか。 |
●溶けないお餅 林さんちのお餅の名前は「林さんちの手造りかぐらもち」と言います。
これは、15年来変わっていません。なぜ「かぐらもち」になったか?それは、単なる偶然で、たまたま石川県で、栽培されている一番美味しい餅米を、選んだに過ぎません。大体、餅つきを始めた事自体、安易な考えで、「冬場は、暇だから、なんかしまいけ」って感じですから、売り先も「農協にでも、出せば売ってくれるやろ」です。おかげで、一年目は、作ったほとんどの餅が返品されて、元旦に、泣き泣き切って、1月中餅ばかり食べていました。 しかし、悲劇は続き、「じゃあ、どっかで売ってもらわんけ」と売った東京の卸先が倒産。1400万円の不渡り手形を、もらってしまいました。頭に来た私は、東京へ行って、少しでも取り返そうとしたのです。しかし、当時の信用調査会社の部長さんは偉かった。「今さら、行っても、何も得るモノはありませんよ。ドロドロした世界に足を突っ込むより、あなたは、まだ若い。これからの事を考えなさい」と諭したのでした。 ようやく目が覚めた、林さんちは、それから地道に、1袋づつ売って行くのでした。その時、「かぐらもち」という餅米を使っていた事が幸いしました。他にも、ハクサンモチ、ヒメノモチと言う、モチ米はありましたが、味、コシ、ノビの点で、「かぐらもち」には、負けます。 しかも、林さんちのカグラモチは、コシヒカリ同様、肥料を抑え高い食味のものを、水分値を高めに仕上げています。肥料を大量に使用したお餅は、食べると苦味があります。水分値も長期保存前提の低いものだと、歯ざわりが硬くなります。そのこだわりのかぐらもちを杵でつき、最高の手造りで仕上げると、「煮るとべっちゃり溶ける餅」ではなく、しっかりした歯応えのお餅が出来あがります。それが「溶けないお餅」です。 |
| ●溶けないお餅パート2 「煮るとべっちゃり溶ける餅」は、なぜそうなるか?それは、餅の組成にあります。林さんちは、『100%餅米使用の杵つき』です。粒粒を杵で、つぶして行くと、組成は「レンガ状」になります。ところが、スクリューで練ったり、もっとヒドイのは、餅米の粉をお湯で溶いて餅にしたりすると、姿は餅ですが、組成は「ポリマー状」になります。まあゴムみたいなモノと思ってください。 特に、100%餅米使用ではなく、米粉、豆粉と言ったなんらかの増量材を入れると、本当にいつまでも、柔らかい餅が出来ます。もちろん、煮るとすぐに溶けてしまいますが、、、、、(T_T) したがって、この通称「ゴム餅」は、「つきたて餅」と似ているため、話はややこしくなります。「レンガ状」の良いお餅は、品種にもよりますが、早く硬くなると言う特性があります。特に、「かぐらもち」は、早く硬くなります。だから、最初のうちは「あんたんとこの餅は硬い!古いがやろ?」と言われましたが、真面目に作るから、1日ですぐに硬くなるし、だいたい硬くないと切れない。そこまで言うならと、作ったのが「つきたて餅」。つきたてホカホカを、熱いうちに、袋に入れたら、飛ぶように売れました。しかし、2年目になると、奇妙な現象が起きます。「柔らかい餅をくれ」とおっしゃるお客様が、「どうせ硬くなるから、切ったの頂戴」とおっしゃるようになりました。つまり、つきたてを買ったけど、切餅となんら味が、変わりが無かったわけです。 |
| ●カマンベールチーズのような餅 最近のお餅を良く見ると、「とり粉」が使われていないものが多いです。プラスチック容器やポリ袋への封入餅は論外ですが、くっつかないようにテフロン加工された道具を使うと、とり粉は不用です。たしかに、とり粉を使うと、カビ発生の危険は増えるし、工場は粉だらけになるし、、、、(T_T) 大変ですが、餅の表面にカマンベールチーズのように、粉が薄い膜を作ると、旨み成分を残して余分な水分を放出します。食べた時の食感も、べっちゃりせず、舌触りが良くなります。この「とり粉の膜」が無いと、表面の餅が乾燥し厚い層を形成し、中には、余分な水分を大量に含んだまま硬化してしまいます。 さらに、林さんちでは、市販のとり粉ではなく、片栗粉をフライパンで!少しづつ炒って殺菌して使用しています。こうすると、より「とり粉の膜」が薄くなり、しかも香ばしいのです。だから、美味しいお餅が出来るのです。 |
お百姓さんをしながらお餅も作っている林さんの貴重なお話。有難うございます。 |
林さんち 様

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紙垂
(しで) |

素材としては奉書・美濃紙・半紙を用います。
書道半紙を半折りにして作ると約48センチ、半分に切った半紙を半折りにして作ると約33センチの長さになります。
垂らす数は二垂・三垂・四垂等色々ありますが、注連飾りには四垂・八垂が一般的なようです。 |
雉鳴庵 |
| しめなわ |
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ワラを束ねて垂らしているものを 〆の子 といいます。
縄を綯う(なう)時ワラを根本から穂先に重ねながら綯っていきますが、
綯いはじめを「本」、綯い終わりを「末」と表し、どちら側を穂先にして飾り付けるかで
「左末 右本」、「右末 左本」と表現します。
縄は左綯にします(通常の縄を綯う逆になっていく)。
「しめなわ」は標縄・注連縄・七五三縄
・〆縄等の漢字が当てられています。
また正月注連としては鳥取の「みのぐみ」等地方によって独特の形があります。
基本的な形としては、縄のように細く長いもの、中央を太くし両端を細くしたもの、一方が太く他を細くしたもの(大根じめ・ごぼうじめ)、輪になったもの(輪飾り)等があります。一般的にはワラの切り下げ(〆の子)と紙垂が垂らして、あり更に正月飾りとして
裏白(山草)・ゆずり葉・橙・ホンダワラなどの海草や海老を添えたりとする場合もあります。
※写真は神社側から撮影しているため、通常の飾り付けの逆向きとなっていますのでご注意下さい。 |
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雉鳴庵 |
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